2006年03月17日
(3)侵攻

慌しくドアを開け、鎧を着た男が大股で室内に入ってくる。
「この後、アルケイディア帝国が、陸・空、双方からの同時攻撃を開始すれば・・・」
王城の一室、緊急の作戦司令室となった部屋の中央に置かれた巨大な卓を前にした男たちは、室内に入ってきた鎧の男の姿に顔を上げた。
「ナブディスが落ちた」
単純明快な言葉に、卓の中心にいたダルマスカ国王が眉を上げる。
「何!?」
「父は!」
「分かりません」
間髪いれずに口を開いたラスカに、鎧の男は分からないと首を振る。
ラスカは丹精な顔を背けて、必死に見られまいと顔を隠した。
ナブディスが陥落したことで、アルケイディア帝国の侵攻を妨げる防衛線は突破されたこととなった。
当然、ナブラディアは帝国の侵攻作戦の礎となるだろう。

「それでは、ナルビアには・・・」
「私が行こう」
鎧姿のダルマスカ王国将軍バッシュが即答する。
数々の戦いで勝利を収め、勇猛果敢な将軍として名を知られる英雄。
不正を許さない正義漢であり、若者達の憧れの的。
特に、他の貴族出の将軍とは違い、平民から登用されたこともあり、ダルマスカの民から絶大な人気を誇っていた。
忠義の騎士───ひとは、彼をそう呼ぶ。
作戦司令室を出ようとしたとき、その背中にラスカが決意を秘めた声をかけた。
「ご一緒させてください」
当然、ナブラディアは帝国の侵攻作戦の礎となるだろう。

「それでは、ナルビアには・・・」
「私が行こう」
鎧姿のダルマスカ王国将軍バッシュが即答する。
数々の戦いで勝利を収め、勇猛果敢な将軍として名を知られる英雄。
不正を許さない正義漢であり、若者達の憧れの的。
特に、他の貴族出の将軍とは違い、平民から登用されたこともあり、ダルマスカの民から絶大な人気を誇っていた。
忠義の騎士───ひとは、彼をそう呼ぶ。
作戦司令室を出ようとしたとき、その背中にラスカが決意を秘めた声をかけた。
「ご一緒させてください」










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