2006年05月17日
(57)神を名乗りて
「ジャッジ?」
フランの言葉をオオム返しにヴァンが聞く。
バルフレアがそれに答えた。
「知らないのか? アルケディアの法と秩序の番人を名乗る連中さ。その正体は、帝国を支配するソリドール家の武装親衛隊で──帝国軍の実質的な指揮官ってわけだ」
「ったく──裁判官っていうより処刑人だぜ」
「とにかく、おっかねぇヤツらなんだが、なんでこんなところへ・・・?」
バルフレアが不思議がるのも無理はない。
ジャッジ。
アルケイディア帝国の法務庁直下の特殊騎士団のことだ。
帝国の法を守る番人として恐れられ、ジャッジマスターと呼ばれる最高位の騎士によって統率されている。全身を包む重厚な鎧と鉄仮面が特徴。
アルケイディア帝国内部の犯罪や紛争を即座に裁く、脅威の騎士団だが、当然こんな辺境の地にやってくる存在ではない。
バルフレアが不思議がるのも無理はない。
ジャッジ。
アルケイディア帝国の法務庁直下の特殊騎士団のことだ。
帝国の法を守る番人として恐れられ、ジャッジマスターと呼ばれる最高位の騎士によって統率されている。全身を包む重厚な鎧と鉄仮面が特徴。
アルケイディア帝国内部の犯罪や紛争を即座に裁く、脅威の騎士団だが、当然こんな辺境の地にやってくる存在ではない。